
掲載日 2010年3月8日 
「PCRステーブルフローおよびYBR」ヘッドボックス提携のお知らせ
この度、小林製作所は2010年2月4日に抄紙機ヘッドボックス「PCRステーブルフローおよびYBR」のライセンス契約を弊社技術提携先の米国ペーパーシン社と結び、小林製作所が日本国内で同ヘッドボックスを製作することとなりました。
小林製作所は2008年5月19日にペーパーシン社ならびにジョンソンフォイルズ社と技術提携契約
を結んでおります。両社ともに、元ベロイト社で活躍したトップクラスの技術者が集まり、両社の
技術力は米国製紙業界で高く評価され、実績も伸ばしております。
今回提携の「PCRステーブルフロー」ヘッドボックスはベロイト社のDNAを継承した技術者達が
中心となって開発に携わりました。三菱重工業が製紙業界から撤退した現在では、ベロイト社の
技術的思想を継承できるのはペーパーシン社の技術者達のみであると理解しております。
ベロイト社-三菱重工業-ペーパーシン社へと、その一貫した技術思想の伝承が現在でも脈々と
息づいております。このヘッドボックスの性能試験に弊社のパイロットマシンが使用され、
ペーパーシン社と小林製作所の共同作業によりその完成を見ることができました。
「PCRステーブルフロー」ヘッドボックスは、その名の通り安定した流れが特長で、塗工紙、
板紙、家庭紙まで幅広い抄造品種に使用できます。
このヘッドボックスはコンセプトⅣヘッドボックスの抱える問題点を更に改善して開発されまし
た。コンセプトⅣはベロイト社と三菱重工業が共同で開発をした、現在でも最高レベルの性能を
もつヘッドボックスです。コンセプトⅣはこれまでに全世界で150台以上が納入されています。
PCRステーブルフローはコンセプトⅣの基本設計思想に改良を加えて、開発された最高品質
レベルのヘッドボックスです。チューブバンクの出口形状を長方形から台形に変更することにより
更に流れの均一性を向上させ、また業界で最も細かい分解能のCPコントロールを可能にしました。
PCRステーブルフローの1号機は米国ニューページ社のリューク工場L8に昨年10月に納入され、
順調に稼働しています。客先からはその性能を高く評価され、同工場のL9に今年7月に2台目を
納入する予定です。
YBRヘッドボックスはペーパーシン社と弊社が共同で開発を進めている新しいコンセプトの
ヘッドボックスです。YBRの最も大きな特徴は、チューブバンクの構成方法に独特な発想を取り
入れていることです。
また、小林製作所は今年の紙パルプ技術協会年次大会において、「PCRステーブルフロー」
ヘッドボックスについて発表することを予定しています。
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